おかもとまさこのごはんBLOG

しあわせごはんのお手伝いをします。管理栄養士・国際薬膳師

体質・体調に合わせる助産院ごはん

今日は、昨日から一転して、新緑輝く初夏のような1日に。


助産院のごはんは、産婦さんに合わせて作ります。
お産後は、疲れているので、基本的には、健脾消食、補気養血の
立法で献立をたてています。

・にんじん生姜ご飯
  温かくなってきたので、冬よりは、生姜の量を減らしました。
  柿菜の茎を刻んで、ごまと一緒に最後に混ぜます。
・わかめスープ
  大根をピーラーでするする薄くひいて、スープに入れました。
  大根はとても消化がいいのです。
  わかめは、水の代謝をよくする化痰の働きがあります。
  さらさらな血液にして、いいおっぱいを出してくれます。
  ごまと胡椒をふりました。
・里いものオーブンお焼き
  里いもを蒸してつぶし、桜えび、ねぎ、片栗粉と混ぜて、
  小判型にし表面をぱりっと焼きました。
  里いもも化痰の働きがあり、よく使う食材です。
  伝統食の「芋がら」は産後の肥立ちをよくすると言われています。
  これは、里いもの茎です。体内の固まりを除き、流れをよくするので
  血もよくなるのですね。
・にんじんとりんごの白あえ
  これもやさしい味です。
  豆腐は、産後熱感があって、母乳の出が悪いときにいいのです。
  蒸したりんご、にんじん、ブロッコリーの茎と合わせました。
  今日は、ごまを使わず、わさびとレモン果汁で、さっぱりと
  仕上げました。
・いちご、キウイフルーツ

皆さんからいただく「おいしい」の言葉が、今日も自分を幸せにして
くれます。ありがとうございました。