
助産院のごはんは、産婦さんに合わせて作ります。
お産後は、疲れているので、基本的には、健脾消食、補気養血の
立法で献立をたてています。
・にんじん生姜ご飯
温かくなってきたので、冬よりは、生姜の量を減らしました。
柿菜の茎を刻んで、ごまと一緒に最後に混ぜます。
・わかめスープ
大根をピーラーでするする薄くひいて、スープに入れました。
大根はとても消化がいいのです。
わかめは、水の代謝をよくする化痰の働きがあります。
さらさらな血液にして、いいおっぱいを出してくれます。
ごまと胡椒をふりました。
・里いものオーブンお焼き
里いもを蒸してつぶし、桜えび、ねぎ、片栗粉と混ぜて、
小判型にし表面をぱりっと焼きました。
里いもも化痰の働きがあり、よく使う食材です。
伝統食の「芋がら」は産後の肥立ちをよくすると言われています。
これは、里いもの茎です。体内の固まりを除き、流れをよくするので
血もよくなるのですね。
・にんじんとりんごの白あえ
これもやさしい味です。
豆腐は、産後熱感があって、母乳の出が悪いときにいいのです。
蒸したりんご、にんじん、ブロッコリーの茎と合わせました。
今日は、ごまを使わず、わさびとレモン果汁で、さっぱりと
仕上げました。
・いちご、キウイフルーツ
皆さんからいただく「おいしい」の言葉が、今日も自分を幸せにして
くれます。ありがとうございました。